英語発音を身体で覚える

音を聞いてはいけない理由

従来の発音指導では、正しい音を聴いて真似するという方法がとられてきました。だから、正しい発音を身につけるには、英語ネイティヴスピーカーの発音をたくさん聞けばよいと思われていました。

その結果、聴いても聞いても正しく発音できないのは、自分には英語の才能がないとあきらめていた人がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

 

英語の発音には、才能は必要ありません。

ただ、これまでの学習法が間違っていただけなのです。

 

英語の発音を身につけたければ、音を聞いてはいけません。

 

なぜならば、日本語で暮らしている私たちは、聞こえてきた音を脳の中で日本語の音の分類に当てはめてしまうので、聞こえた通りの音を再生することができないのです。

 

では、音を聞かずに、どうやって正しい発音を身につけることができるのでしょうか。

 

 

必ずできる正しい発音

笛を吹くとき、どの穴を指でふさぐかによって音が変わるのはなぜでしょうか?

それは、空気の出口の位置が変わることによって、音が共鳴する空間の形が変わるからです。

どんな音が出るかは、共鳴空間の形によって決まります。

 

発音の場合、口が共鳴空間です。

つまり、口の形を整えれば、いつでもどこでも誰にでも、正しい音を作り出すことができるのです。

 

ですから、ハビック英語24では、音を聞かずに、音のつくり方(=口腔内の形の整え方)を正しく知ることによって、正しい英語の発音を身につけていただきます。

 

唇と舌とほほの内側の筋肉を使って、形を整えることに主眼を置きます。

 

どんなに頑張っても、「あ」という音を出すために大きく開けた口の形で、「う」という音を出すことはできませんから。